My yuhaku - その彩りの先は。
ひとつのyuhakuを選ぶまでには、その人だけのきっかけや、惹かれた理由があります。
そして、手にしたその日から、革の表情は少しずつ変わり、その人の日々とともに、新たな彩りを重ねていきます。
「My yuhaku ― その彩りの先は。」は、yuhakuをご愛用いただいているお客様とデザイナー仲垣が、一つのアイテムを囲みながら語り合うインタビュー企画です。
色に惹かれ、その想いに共感した。
限定カラー「慶駿」の長財布をご愛用いただいている殿尾様。
人生で初めて購入した本格的な革財布として選んだのがyuhakuでした。
YouTubeショートでの偶然の出会いから始まった今回のご縁。
慶駿との出会い、購入を決めた理由、そして実際に使って感じた魅力についてお話を伺いました。
Movie
Interview
出会いはYouTubeショート
人生で初めての本格的な革財布。
その出会いは意外にもYouTubeショートだった。
財布を紹介する動画を何気なく眺めていた時、ふと目に留まったのがyuhakuのグラデーションだったという。
仲垣 まず、yuhakuを知ったきっかけから教えてください。
殿尾様 めちゃくちゃ現代っ子なんですけど(笑)、YouTubeショートです。
財布を紹介している動画を見ていて、その中でyuhakuが出てきたんです。他のブランドも色々見ていたんですけど、色合いがすごく綺麗で。そこからホームページを見に行きました。
仲垣 最初にyuhakuを見た時の印象は覚えていますか?
殿尾様 覚えてます。
他のブランドはデザインで個性を出している印象だったんですけど、yuhakuは色で勝負しているように感じました。
「なんか綺麗やな」って。すごくシンプルな感想なんですけど(笑)。
でも、その一目惚れみたいな感覚がずっと残っていて。気付いたら何回もホームページを見に行ってました。
仲垣 実はそういうお客様、多いんですよ。
スペックとか機能よりも先に、まず色で惹かれる。そこからブランドを知っていただくことが多いです。
殿尾様まさにそうでした。最初は本当に色だけでしたね。
色だけではなく、考え方にも惹かれた。
財布選びでは海外ブランドも含めて数多く比較していたという殿尾様。 しかし最終的にyuhakuを選んだ理由は、色だけではなかった。
仲垣 比較したブランドもたくさんあったと思うんですけど、その中で最終的にyuhakuを選んだ理由は何だったんでしょうか。
殿尾様 実は私、会社の考え方も結構見ちゃうんです。お金を使うなら、自分が共感できるところに使いたいなって。だから商品だけじゃなくて、理念とかも調べます。
仲垣 それは本当に嬉しいですね。
殿尾様 母からも「せっかくなら日本ブランドも見てみたら?」と言われていて。
それで色々調べていく中で、革に対する考え方とか、ものづくりへの姿勢とかを知ったんです。食肉の副産物として革を活用していることもそうですし、職人さんが一つひとつ作っていることもそうですし。
そういう部分に共感しました。
仲垣 最近は革そのものに対してネガティブな意見もありますからね。
殿尾様 ありますよね。でも私は逆に、命をいただいているなら最後まで大切に使うべきだと思っていて。だからこそ、長く使えるものを選びたいと思いました。
仲垣 ありがとうございます。
そこは自分たちも大切にしている考え方なので、本当に嬉しいです。
売り切れだった慶駿
数あるモデルの中でも、殿尾様が特に惹かれたのが限定カラー「慶駿」だった。 しかし、その出会いは少しドラマチックだったという。
仲垣 慶駿を選んでいただいた理由からお聞きしてもいいですか?
殿尾様 はい。
元々ホームページを見た時に、限定カラーなので慶駿が大きく出ていたんです。それを見て「めっちゃ綺麗やな」って思って、すぐ購入ページに飛んだんですけど……まさかの売り切れでした(笑)。
仲垣 それはショックですね(笑)。
殿尾様 本当にショックでした。「ああ、この子めっちゃ綺麗やのになぁ……」って。
それで諦めきれなくて、他のモデルも色々見ていたんです。
仲垣 他にはどんなモデルを検討されていたんですか?
殿尾様 PIBですね。同じ染色職人さんが手掛けているモデルだったので、すごく綺麗で。実際かなり悩みました。
ACU025 ARTOCU by yuhaku 「P!I!B!#1」
仲垣 最終的には慶駿に戻ったわけですよね。その違いは何だったんでしょう?
殿尾様 難しいんですけど……。
PIBも本当に素敵だったんです。でも慶駿を見た時ほど心が動かなかったんですよね。
「これにしようかな」じゃなくて、「これが欲しい」と思えたのが慶駿だったんです。
仲垣 その違いは大きいですね。
殿尾様 はい。一生使うものだからこそ、自分が本当に好きなものを選びたかったんです。そんな風に悩んでいた時に、たまたまサイトを見たら慶駿の在庫が1本だけ復活していて。
もう本当にびっくりしました(笑)。
仲垣 それは運命かもしれませんね。
殿尾様 私もそう思いました(笑)。
「これはもう運かな」って。見つけた瞬間に購入を決めました。
仲垣 実は限定モデルって、キャンセルや在庫調整で稀に戻ることがあるんです。
でもその一本が殿尾様のところへ行ったのは、なんだかご縁を感じますね。
殿尾様 本当にそう思います。
あの時見ていなかったら、今この財布は使っていなかったかもしれないので。
高校生にとっての10万円
今回の購入は、殿尾様にとって初めての大きな買い物でもあった。 アルバイトで少しずつ貯めてきたお金。決して軽い決断ではなかったという。
仲垣 正直、購入する時は勇気も必要だったんじゃないですか?
殿尾様 めちゃくちゃ必要でした(笑)。
母に立て替えてもらったんですけど、お金を渡す時に本当にプルプルしてました。
仲垣 高校生で10万円のお財布ですもんね。
殿尾様 そうなんです。インド料理屋さんと産婦人科の受付のアルバイトをしていて。
気付いたら半年くらいで貯まってたんですけど、それでもやっぱり大きい金額でした。
仲垣 途中で「やっぱりやめようかな」とは思わなかったですか?
殿尾様 それはありました。
でも一生使うものだからこそ妥協したくなかったんです。せっかく買うなら、自分が本当に欲しいと思ったものを選びたくて。
仲垣 その言葉は嬉しいですね。
殿尾様 長く使うものだから、心が動く方を選びたかったんです。
だから最終的には迷いながらも買ってよかったなと思ってます。
最初に見せたのは犬でした
慶駿が届いた日のことを伺うと、思わずその場が笑いに包まれるエピソードが飛び出した。
仲垣 お財布が届いた時、最初に見せたのはお母様ですか?
殿尾様 犬です。
仲垣 (笑)
お母様じゃなくて犬なんですね。
殿尾様 母がいない時に届いたんです(笑)。
だから「見て見て、可愛いでしょ」って犬に見せてました。
そのあと写真をいっぱい撮りました。
仲垣 それだけ嬉しかったんですね。
殿尾様 家族は購入する前から相談していたので、「よかったね」って言ってくれました。友達も財布を出した時に「その財布めっちゃ綺麗だね」って言ってくれて。
あと、当時インド料理屋さんで働いていたんですけど、ネパール人の店長にも見せたんです。
仲垣 反応はどうでした?
殿尾様 「すごく綺麗だね」って言ってくれました。やっぱり色って国とか関係なく伝わるんだなって思いました。
仲垣 それは自分たちも嬉しいですね。
色は言葉がなくても伝わるものだと思っているので。
2ヶ月間、飾っていました
実際に使い始めるまでには、少し時間があったという。それほどまでに、殿尾様にとって慶駿は特別な存在だった。
仲垣 実際に使ってみていかがでしたか?
殿尾様 それはもう、本当に満足しています。色味もそうですし、ファスナーもすごくスムーズで。中を開けるとそこにも慶駿の色が見えて、開けるたびに嬉しくなるんです。
仲垣 でも最初は使っていなかったんですよね?
殿尾様 そうなんです(笑)。
実は2ヶ月くらい飾ってました。
仲垣 そんなにですか!
殿尾様 傷を付けるのが怖くて。
部屋に置いて、ずっと眺めてました。家にあるだけで嬉しかったんです。
仲垣 それは嬉しいですね。
なかなかそこまで言っていただけることはないので。
殿尾様 ようやく覚悟を決めて使い始めました(笑)。
今は少しずつ傷も入ってきていますけど、それも味かなと思っています。
仲垣 革製品の面白いところですよね。傷も含めて、その人だけの表情になっていく。
殿尾様 そうですね。
今は「育ってきてるな」って感じがして、それも楽しいです。最初は絶対傷付けたくなかったんですけど(笑)。
仲垣 ちなみに使っていて特にお気に入りの部分はありますか?
殿尾様 私はこの暖色系のグラデーションですね。
朝焼けにも夕焼けにも見えるって聞いたんですけど、本当にそうだなと思っていて。
見るたびに違う表情があるんです。「どういう気持ちで作ったんだろう」って想像したくなる色なんですよね。そこが一番好きです。
色の先にあったもの
インタビューの最後に、改めてyuhakuの魅力について伺った。 すると殿尾様は少し考えながら、こう答えてくれた。
仲垣 殿尾様にとって、改めてyuhakuの魅力は何でしょうか?
殿尾様 やっぱり一番最初は色ですね。多分、皆さんも最初は色に惹かれると思うんです。私もそうでした。
仲垣 やっぱりそこが入口なんですね。
殿尾様 はい。
でも実際に購入して、ブランドのことを知って、使ってみると、それだけじゃないなと思いました。
仲垣 と言いますと?
殿尾様 会社の考え方だったり。ものづくりへの姿勢だったり。
そういう部分も含めて好きになったんです。だから今は色だけじゃなくて、ブランドそのものが好きなんだと思います。
仲垣 それは本当に嬉しいですね。
殿尾様 色の綺麗さで知ったブランドだったんですけど、知れば知るほど魅力が増えていった感じです。
だからもし購入を迷っている方がいたら、商品だけじゃなくて、ぜひブランドのことも知ってみてほしいです。
きっともっと好きになると思います。
色に惹かれて始まった出会い。
しかし、その彩りの先にあったのは、ブランドへの共感であり、ものづくりへの敬意でした。
「長く使うものだから、心が動く方を選びたかった。」
そう語る殿尾様の言葉は、今回のインタビュー全体を象徴しているようにも感じられました。
それこそが、殿尾様にとっての“My yuhaku”なのかもしれません。
殿尾様のMy yuhaku
「慶駿」
限定染色「慶駿」
※現在は完売しております。
名の由来は、“慶びの駿馬”。吉兆を告げ、希望を運ぶ存在として古来より愛された“馬”に、人々の「願いがうまくいく」という想いを重ねました。
外装は、風景画の技法を応用し、朝焼けにも夕暮れにも見える多層の色を、yuhakuの職人の手により 手染めにて表現しています。
location
yuhaku 大阪心斎橋店
住所 / 大阪府大阪市中央区南船場4-13-11
営業時間 / 11:00~19:00
定休日 / 月曜日

