使いやすく、着こなしの中で映えるバッグ

  ルチェ エ オンブラ シリーズはバッグのバリエーションも豊富だ。トートやバックパックに加えクラッチバッグまで揃えられていて、好みに応じたセレクトができるようになっている。どのバッグにも共通しているのはフラップ部分にグラデーションカラーのレザーを採用していること。「バッグに関しては上空から射し込む光をイメージしてデザインしています」と仲垣氏。黒革のボディと合わせることで、グラデーションカラーのレザーが本来持っている発色の良さや艶感がより一層際立って見えてくる。             フラップ部分はルチェ エ オンブラのバッグの最大の個性とも言えるパーツ。「内装材と縫い合わせる段階で自然に弧を描くように計算して縫製しています。少しでもストレス無く使っていただけるようにフラップを留める部分にはスナップボタンではなくマグネットを採用しました」と仲垣氏。毎日使うバッグだけにストレスなく開閉できるのは確かに喜ばしいことに違いない。             これはルチェ エ オンブラシリーズに限ったことでは無いが、yuhakuのバッグはデザインだけでなく使いやすさにもかなりの比重を置いている。「ブリーフケースはもちろん、トートであっても基本的に自立できるように設計しています。デザインによってはなかなか難しいこともあるのですが、革の使い方や内装材の選定、型紙の作り方などを工夫することでその点をクリアしてデザインしているんです」。仲垣氏のこだわりはそれだけでは終わらない。「ポケットの使い勝手にはこだわっていますね。絶対に欠かせないのはクッション付きのPCスリーブ。これはもはや欧米では当たり前になっています。ラップトップはもちろんタブレットを使う方にも喜んでいただいています」。                 ここ数年メンズのファッショシーンで注目を集めているレザーのバックパックも好評だ。ルチェ エ オンブラのアイコニックな意匠であるフラップ部分のグラデーションレザーや細めのハンドルを用いたデザインは、yuhakuらしいミニマルでクリーンなもの。トートとしても使える2WAYタイプでありながら大人がもつに相応しい落ち着きを備えている。ボディサイドにジップがあるので、フラップを開けなくてもメインコンパートメントにアクセスできる。仲垣氏は「ショルダーストラップにもこだわりました。このタイプの2WAYバッグは、ハンドルを持ってトートとして使った時にショルダーストラップが地面に擦ってしまうことがあるんです。それがとても嫌だったので、通常のストラップと調整方法を変えて使いやすく改良しました」。こういった細かな配慮も支持を集める要因となっているのだろう。

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